タイトル:維持管理の考え方とガイドライン

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概要

全国住宅産業地域活性化協議会 維持管理の考え方とガイドライン

4)基本的な考え方本来、地域の工務店は新築住宅の提供と共に既存住宅のメンテナンスや補修を行う事によって、地域の消費者(住まい手)とのコミュニケーションを持ち互いの信頼性を確保してきたはずである。これは、決して地域型住宅だけに適応されるものではなく地域の工務店が提供する住宅(新築、リフォームに関わらず)で提供されるサービスであると捉える。第1章また、工務店のリフォーム工事の受注の位置づけを「新築住宅の引渡しから発生する維持管理(メンテナンス)の実施によって、その延長線上にあるもの」とした場合、新築工事の受注の維持拡大への取組みとメンテナンス体制の整備は必須となる。この考え方に沿って検討されたスキームを「家守りの仕組み」として規定しその基本となる考え方を以下に記す。地域の工務店は、「住宅のつくり手」でもあり「住宅のまもり手」でもある。この家守りの目的は、以下の点にある。1良質な住宅の提供を行い、良質な状態が継続されることによって住まい手の安心と信頼を勝ち得る。2住まい手と友好なコミュニケーションを形成し住宅のプロとして住まい手に対してお手入れのアドバイスから場合によっては、補修や工事の必要性に対する提案を行う。この為にも、住宅全体を対象とした点検の定期化とお手入れのアドバイスの実施を行う事となる。21