タイトル:維持管理の考え方とガイドライン
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全国住宅産業地域活性化協議会 維持管理の考え方とガイドライン
第2章新築工事における考え方と注意点1)新築住宅における考え方住活協では、地域型住宅を中心とした長期優良住宅を推進している。地域型住宅では、地域の住産業に関わる各事業者の連携によって、地域の消費者に対し、1主要構造材のトレサビリティの確保による「材の品質と生産者の見える化による信頼性の確保」2長期優良住宅を義務付けたことによる「住宅の性能に対する信頼の確保」3共通ルールの策定と順守による「住宅を建てる事に対する信頼の確保」4メンテナンスルールの策定、維持管理の実施による「住宅を守る事に対する信頼の確保」の4つの信頼がおけることを前提として地域型住宅として認定している。そして、この4つの信頼は「提案」「設計」「施工」「維持管理」の各4つの工程に対する消費者との約束ともいえる。【地域型住宅4つの信頼】この4つの信頼は、地域型住宅に関わらず事業者が提供する住宅全てに内容は変われど該当するものと言える。地域の事業者が提供する住宅は高品質な住宅の提供と維持管理の継続的な実施によって成り立っている。従来、地域型住宅では上記の4つの信頼のもと、メンテナンスルールの策定、維持管理の実施による「住宅を守る事に対する信頼」が規定されている。今回は、この「住宅を守ることに対する信頼」を、更に「家まもりの仕組み」へと発展させ「住まい手」の安心と信頼の確保に努めていく。更には、この「家まもりの仕組み」を地域の既存住宅や施工構成員のOB施主へのリフォーム提案への活用を行う事で、地域の既存住宅の性能向上リフォームの提案啓蒙を行うことが出来る。22