タイトル:維持管理の考え方とガイドライン
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全国住宅産業地域活性化協議会 維持管理の考え方とガイドライン
リフォーム工事の現状と消費者の動向自社のOB物件(既存住宅)やリフォーム工事後の維持管理業務の提案には、実施以降の需要が望める。維持管理の実施に関する需要が、住まい手と事業者双方に高まってきている点にもある。?リフォーム工事の実施区分リフォームの実施内容をみると、台所・トイレ・浴室等の水廻りの改善が最も多く、屋根の葺替え・外壁の塗替え、内装の模様替えの順になっている。耐震改修や省エネ改修の割合は低く、平成23年建築物リフォーム・リニューアル調査では、省エネ改修は前年度の8.8%から12.2%と伸びているが、耐震改修は3.1%から3.3%と微増となっている。複数回となっているため、明確に区分出来ないが、経年劣化に対する工事と性能(機能)向上に向けた工事の比率は、経年劣化:性能向上=2:1となる。第3章?リフォーム工事のきっかけリフォームの動機は、「住宅が傷んだり汚れたりしていた」が5割となっており、老朽化によるリフォーム需要が高い。また、「台所・浴室・給湯器などの設備が不十分だった」が3分の1程度と、水廻りの改善を望む需要も高い状況が伺える。これは過去に行われた同様の調査でも同様の傾向となっている。また、リフォームの動機として「家を長持ちさせるため」「不満はなかったが良い住宅にしたかったから」など、継続して利用するための住宅性能を高めたいというニーズもあり、積極的に住まいを改善したいと考える住まい手が多くいることが分かる。33