タイトル:維持管理の考え方とガイドライン
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全国住宅産業地域活性化協議会 維持管理の考え方とガイドライン
第3章?リフォーム工事のリピート需要リフォームを行った住まい手に対し、「以前にリフォーム工事を行ったことがあるか?」についての質問を行った結果、半数以上が「今回が初めて」との回答であり、リフォーム工事初心者が多いことが分かる。しかし、ここで注目したいのは、経験者において「5年以内」「10年以内」が合わせて3割程度となっており、前回のリフォームからあまり間隔を空けずにリフォームを行っており、リピート率が高いことにある。これらの調査で明らかとなるのは、住宅を長持ちさせるためには、住宅の補修が必要であることの理解が浸透してきているのが分かる。これは、リフォーム工事のリピートが5年から15年以内に集中していることからも解る。更には、経年劣化を要因とするリフォームの需要は高く、その延長線上に機能や性能向上のリフォーム工事が発生しているのが分かる。しかし、消費者のリフォーム工事事業者の選定における実態から考えると、住まい手が理解する住宅の維持管理業務を行っている事業者が少ないのも実態であろう。今後のリフォームの需要喚起や見込みの掘り起こしを考えても、維持管理業務の重要性は、今後益々高くなる。34