タイトル:維持管理の考え方とガイドライン
- ページ
- 38/158
このページは 維持管理の考え方とガイドライン の電子ブックに掲載されている38ページ目の概要です。
「このページを開く」か「最初のページを開く」で、ぞれぞれのページが開きます。
このページは 維持管理の考え方とガイドライン の電子ブックに掲載されている38ページ目の概要です。
「このページを開く」か「最初のページを開く」で、ぞれぞれのページが開きます。
全国住宅産業地域活性化協議会 維持管理の考え方とガイドライン
リフォーム工事における維持管理計画書の作成において最初のハードルは、住宅全体の現況検査の実施にある。自社OB顧客の住宅であれば問題なく行える全体点検も水廻り等の部分リフォームの需要に対して住宅全体となる検査の提案は顧客の理解無く行う事は出来ない。この理解を得ることが課題となる。この為、初期アプローチからリフォーム工事の決定までの業務フローを対象となる顧客別(OB施主・非OB施主)に作成した。第3章【施工前の提案の流れイメージ】現場検査の提案に際しては、以下の点を考慮し提案するのが望ましい。1現況調査を工事と別契約にすると、直行後の施工範囲のコスト増を防ぎやすい。2着工前の調査では、施主が気づいていない重大な瑕疵や劣化を見逃さないようにする。3調査の結果、重大な瑕疵などが見つかったら、補修を施主に提案するが押し付けはしない。4水まわりの設備を更新する場合は、接続する給排水も取り換えるよう提案する。5築年数が浅い建物の瑕疵補修の場合は、新築した会社に依頼しない理由を施主に聞き、紛争状態になっていないか確認する。36