タイトル:維持管理の考え方とガイドライン

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概要

全国住宅産業地域活性化協議会 維持管理の考え方とガイドライン

4)既存建物の現状把握に関する築年度別住宅仕様の特徴と注意点1980年以前の木造住宅耐震性能第3章1980年以前【基礎】?概要~1971年の基準法改正まで公庫仕様の参考図に石積・レンガ積造などコンクリート造以外の基礎を掲載。~1982年まで旧公庫仕様の参考図では、82年まで平屋建ての場合、フーチングなしの基礎が記載されていた。?注意点新耐震基準より前は、無筋基礎の可能性が高い。2階建てはフーチング付布基礎、平屋はベースなし布基礎の可能性がある。(2000年の基準法改正まで、地盤が強固な場合は無筋コンクリートが認められていた。旧公庫仕様では2000年第1版まで手練りコンクリートの記載があった。)?検査のポイント鉄筋の有無□(※布基礎以外の基礎形式等も調査する。)?改善方法□鉄筋が無い→無筋基礎補強□玉石基礎→足固め等で補強【耐力壁】?概要~1981年まで、総2階建ての住宅が現在より少なかったこともあり、必要壁量が現行基準より少ない。耐力壁の種類は、枠組壁工法がオープン化される70年代まで、令第46条の「筋交い・土壁・木ずり壁」である。?注意点1981年の新耐震基準まで壁倍率が異なり、必要壁量が少ない。2000年の建築基準法改正まで、釣合いの良い配置ではない可能性がある。(耐力壁が施工されていない場合や、本来の仕様と異なる場合もある。※土塗壁が天井下で途切れている。ラス下地と木ずりが混在する等。耐力壁下部の基礎の強度が不足する場合は、基礎の改修も検討する。)?検査のポイント□耐力壁の仕様、配置(構造図/壁量計算書・小屋裏・床下から可能な範囲で筋交い等の現況調査)42