タイトル:維持管理の考え方とガイドライン
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全国住宅産業地域活性化協議会 維持管理の考え方とガイドライン
2金属葺き鋼板・カラー鉄板等の素地の耐用年数は20~40年程度とされる。金属素地の腐食や孔あきが進んでいれば葺替えを検討する。銅板葺きは50年以上持つとされている。1976年~旧公庫仕様に谷ぶきの納まりが追加。3瓦葺き瓦の耐用年数は特にない。地震や台風などで、瓦がずれている恐れがあるので、確認を行う。?注意点瓦葺きを除き、これまでメンテナンスが行われていなければ、葺替えや重葺きが必要な時期に来ている。?検査のポイント下地・仕上材の仕様、経年劣化の程度矩計図/仕様書/聞き取り・可能な範囲で劣化状態を現況調査※葺替えを検討している場合、小屋組の「耐久性能」の調査も合わせて行う。※コロニアル葺きの場合、勾配が緩いと裏に雨が回り、野地板の合板まで腐朽していることが多いので注意が必要。一部の瓦葺きでは、役物に鉄板系のものを使用しているものがあるので、その部分の確認が必要。?改善方法□コロニアル葺き/鉄板系葺きの劣化□瓦葺きのずれ□下葺きの交換※2004年まで石綿含有建材が製造されており、処分方法に注意する。第3章1980年以前《参考:防水層の変遷》屋根部で漏水が発生しやすい部分は、「棟・軒先・けらば等、屋根の谷部、天窓等の開口部や外壁との取合い部、サッシとの取合等」など防水の端部や折り曲げ部、シーリングの必要な箇所に多い。これらの部位の防水層の経年劣化や野地板の腐朽、小屋裏の換気状況を考慮して、改修計画を立てる。49