タイトル:維持管理の考え方とガイドライン
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全国住宅産業地域活性化協議会 維持管理の考え方とガイドライン
第3章1981~89年?検査のポイント□下地・仕上材の仕様、経年劣化の程度?改善方法□塗膜の劣化(チョーキングの発生等)□サイディング基材の劣化(ふくれ・腐食・孔あき等)□モルタル層の劣化(モルタルにクラックが入っている場合は、構造に起因するクラックかどうかを確認し、構造に起因していない場合は、補修を行う。2004年まで、石綿含有建材の製造が行われているため、処分方法に注意する。)内部仕上げ【床】?概要1無垢材系床材素材そのものは、水分等で腐朽していなければ、ワックス等による再仕上で、結構きれいになる。表面の劣化が激しい場合は、サンダー等で全面削ったのちに、ワックス等で仕上げる。2合板系床材耐用年数は10~30年とされる。表面が劣化して素材がなくなっている場合は、張替えを行う。そこまで痛んでいない場合は、専門の清掃業者による清掃等である程度回復する。3シート状床材塩ビタイル・ビニル床シートの耐用年数は20~30年とされる。傷みや傷が激しい部分は、張替えを行う。4畳本来は、~5年で畳表の裏返し、~10年で畳表替えとなる。畳床は、乾燥状態にあれば10年以上使用可能な場合が多い。畳床の乾燥状態をみて、畳替えを検討する。?注意点木製の床の場合、築後25年以上経過しているので、定期的にワックスがけを行うなどメンテナンスがきちんと行われてこなかった場合は、表面削直しや劣化が素地(合板等)まで進んでいれば張替えを検討する。シート状床材の場合、築後25年以上経過しているので、張替えする。(畳は、ダニやその他の発生が見られる部分でもあり、そのような事象がなかったか住まい手に確認を行う。)60