タイトル:維持管理の考え方とガイドライン
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全国住宅産業地域活性化協議会 維持管理の考え方とガイドライン
第3章1990~99年【床下の防湿】?概要床下の土部分からの湿気を防ぐための防湿フィルムの施工は、1982年以降、旧公庫仕様に明記されている。?注意点旧公庫仕様は基礎立上り高さ300mm標準(240mm以上)。割増仕様の場合400mm。(・防湿フィルムの施工後の設備配管等による欠損が多いので注意する。防湿に関しては、敷地の特性についても調査する。基礎の高さについては、40cmより低い場合は、土台の腐朽に注意する。)?検査のポイント基礎高は測定のみとして、床下の防湿フィルムの状態を確認する。?改善方法基礎高の変更は困難なため、防湿フィルムに欠損があれば再施工する。【防腐、防蟻】?概要1971年の基準法改正~令第49条に、防蟻について追加された。1982年に旧公庫仕様においても現在と変わらない規定となっていることから、一応満足されていると考えてよい。住宅支援機構の調査によると、管柱の小径は1995~1999年にかけて105角が約7割、120角が約3割となっている。?注意点土台の防腐・防蟻は適切な可能性が高い。在来浴室の軸組の腐朽に注意。(断熱が不十分な場合、水廻りや北側外壁の腐朽・蟻害に注意する。)?検査のポイント床下・小屋裏の木部を目視・触診で調査。?改善方法著しい腐朽・蟻害がある材を交換する。漏水その他の原因による腐朽は、原因についても対策を講じる。外部仕上げ【屋根】?概要1コロニアル葺きコロニアル板は、塗装された強化セメント板で通常7年を超えると塗替えが必要とされているが最長で10年程度は持つ。メンテナンスがない場合は、塗替えを検討する。66