タイトル:維持管理の考え方とガイドライン

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概要

全国住宅産業地域活性化協議会 維持管理の考え方とガイドライン

2)市場における実情と提案の必要性リフォーム工事を、維持管理(メンテナンス)実施の延長線上にあると位置づけた場合OB物件への維持管理の対応は必須となる。その為には、事業者とOB施主との間のコミュニケーションの確立が必要事項になる。しかし、実際にリフォームを行う際に消費者が抱える不安によると、その関係性が確立されているとはとても思えない。例えば、リフォーム推進協議会が行った調査によると住まい手がリフォーム工事を依頼する際に、不足していると感じている情報は、「費用の目安や積算基準」が全体の6割を占め、「施工事業者の選び方」がそれに続いている。第1章【住宅リフォームの意識と行動に関する調査(住宅リフォーム推進協議会)】そこには、リフォーム費用や施工者の信頼性への不安が伺える。これは、リフォームを手掛けている事業者の多くが体感的に感じておりその対応の検討を行っているが、その浸透に向けた手段が充分に取られていると感じている住まい手がまだまだ少ないのが現状だと言える。この調査対象となった消費者が、自社のOB施主だった場合はどう考えるだろう。維持管理やOB施主とのコミュニケーションの接点がうまく機能しているのだろうか。5