タイトル:維持管理の考え方とガイドライン

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概要

全国住宅産業地域活性化協議会 維持管理の考え方とガイドライン

第3章1990~99年?注意点築後15年以上経過しているので、これまで、メンテナンスが行われていなければ、再塗装もしくはやり替えが必要な時期に来ている。(現在も、モルタル外壁の下地に部分補強用の平ラスや19mm未満のステープルを用いている場合が多い。付着力が低く剥落が生じやすい下地の可能性に注意する。)?検査のポイント□下地・仕上材の仕様、経年劣化の程度矩計図/仕様書/聞き取りを基に、可能な範囲で劣化状態を現況調査?改善方法□塗膜の劣化(チョーキングの発生等)□サイディング基材の劣化(ふくれ・腐食・孔あき等)□モルタル層の劣化(モルタルにクラックが入っている場合は、構造に起因するクラックかどうかを確認し、構造に起因していない場合は、補修を行う。2004年まで、石綿含有建材の製造が行われているため、処分方法に注意する。)内部仕上【床】?概要1無垢材系床材素材そのものは、水分等で腐朽していなければ、ワックス等による再仕上で、結構きれいになる。表面の劣化が激しい場合は、サンダー等で全面削ったのちに、ワックス等で仕上げる。2合板系床材耐用年数は10~30年とされる。表面が劣化して素材がなくなっている場合は、張替えを行う。そこまで痛んでいない場合は、専門の清掃業者による清掃等である程度回復する。3シート状床材塩ビタイル・ビニル床シートの耐用年数は20~30年とされる。傷みや傷が激しい部分については、張替えを行う。そこまで痛んでいない場合は、専門の清掃業者による清掃等である程度回復する。4畳本来は、~5年で畳表の裏返し、~10年で畳表替えとなる。畳床は、乾燥状態にあれば10年を過ぎても使用可能な場合が多い。68