タイトル:維持管理の考え方とガイドライン

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概要

全国住宅産業地域活性化協議会 維持管理の考え方とガイドライン

第4章維持管理計画書と各種点検シート1)維持管理計画書新築・リフォームに関わらず、工事完了後の引き渡し時に維持管理計画書の提出し、以降の維持管理メンテナンスの内容について説明を行う事で以降の点検や、費用の徴収など円滑に進める方向とする。この維持管理計画書では、以下の書式を纏めて綴り作成したい。1維持管理メンテナンスの実施に向けた覚書工事の請負契約書の内容の中に、維持管理費用も含めて契約を行うのがベスト。この場合、維持管理契約に関しては、覚書で内容の確認を行う。第4章2維持管理計画書新築工事では引き渡し時に、維持管理計画に関する覚書と共に維持管理メンテナンスのスケジュールを記載した計画書を提出。この中で、大まかな実施時期、実施項目に関して記載した計画書を提出する。同時に、設備、一般建材のメンテナンスサイクル表等の資料を添付すると説明が容易になる。3点検の為のガイドライン維持管理計画を実施する際に行う点検。この点検もどの箇所の点検が重点で、何のために行うのか、また交換や取替えの目安となる時期が記載してあるので参考とする。このガイドラインを事前に提出し、内容を説明する事で、点検、メンテナンスの必要性や交換時期が来たときにスムーズな交換提案が可能となる。また、劣化などの判断基準を添付することで、点検時に問題が発生した場合の問題提起が容易になる。4オプション検査の解説点検の際に、お手入れの実施を提案している。前述しているが、手の届かない高所にあるFIX窓の掃除や雨どいの掃除など、高所用の脚立が無いと難しい箇所のお手入れを含んでいる。単純に点検だけで終わると、目に見えない内容でもあり、当たり前と捉えられる可能性があるが、事前に提案する事で住まい手に「来てもらって良かった」と思わせる内容にかわる。78